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2015.04.07

松田屋と維新

大河ドラマ「花燃ゆ」と松田屋ホテル 第五回「松田屋ホテル編」

新春より放映が開始されました大河ドラマ「花燃ゆ」
主人公”文”は兄である寅次郎(松陰)が講義する私塾松下村塾の塾生たちと出会い、
”女幹事”として塾運営を手伝い、塾生とも親交を深めました。
15歳の時、塾生の一人、久坂玄瑞と結婚。
その後、寅次郎は強烈な幕府批判を展開して、江戸に送られ死罪となります。
意思を継いだ久坂は尊王攘夷派のリーダーとして過激さをましていき、
文もまた激動の時代の流れに翻弄されいくのです。

幕末・維新という激動の時代において、多大な役割を果たした長州藩。
今回は維新志士たちの息吹が残る当館に残された史跡・遺品の中から
長州藩士、高杉晋作が残した遺物をご紹介いたします。

それでは湯田の旅館にご逗留中の松陰先生、今回もよろしくお願いいたします。

大河ドラマ「花燃ゆ」と松田屋ホテル 第五回「松田屋ホテル編」

高杉晋作 憂国の楓

盡国家之秋在焉 (国家ニ盡スノトキナリ)
勤皇派の雄、長州藩・奇兵隊の隊長としても名を残した高杉晋作は、
討幕攘夷の密議画策の場として松田屋に出入りしていました。
高杉が松田屋玄関横にあった楓の幹に所感を刻みこんだ文字が大正になって偶然発見され、
現在は貴重な歴史的遺物として松田屋明治維新資料室に保存されています。

大河ドラマ「花燃ゆ」と松田屋ホテル 第五回「松田屋ホテル編」

お立ち寄りの皆さまは決して高杉様の真似をしないようにお願いいたします。


※ 高杉 晋作/たかすぎ しんさく (1839年9月27日~1867年5月17日)
幕末の志士。長州藩士。別名、春風。号、東行。
藩校・明倫館で学ぶがそれに飽き足らず、松下村塾に通うようになる。
吉田寅次郎から才能を買われ、「将来、人の上に立つ人材」と称された。
松下村塾四天王の一人。

 
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