2019.07.17
新着情報
令和元年 蔵の湯オープン
「瓦屋」とは湯田温泉の「松田屋」に隣接していた瓦ぶき二階建ての旅館でした。
江戸当時、湯田の町ではほとんどの建物が藁ぶきでしたが
藩主のお茶屋と瓦屋だけが瓦ぶきだったといわれ、屋号もそこに由来しています。
瓦屋跡庭園は様式的には左側に池泉庭園(ちせんていえん)を、
右側には高さ2mほどの築山を中心とした枯山水庭園という、2つの様式が異なる庭園を1つに統合し、
回遊によって変化する景観を観賞する池泉回遊式庭園といえます。
このように瓦屋跡庭園は、小規模ですが池泉部と枯山水部が巧みに調和して、
回遊しながら視点を移すと、それぞれに変化のある景観が展開する庭園構成となっています。
この時代、この地域にあって、高い技術や意匠を備え、後世に残し伝えていくべき庭園でございます。
■ 庭園様式:池泉回遊式庭園
■ 作庭時代:江戸時代後期(大正時代改修)
85年前の蔵を移設した建物の中には龍馬の湯とおりょうの湯の二つの浴槽があります。
眼前の景色は150年以上前からこの地を見守ってきました。